スタッフブログ

2019年10月16日
口腔内写真について

当院では主にMRC(小児の予防矯正)患者の口腔内を撮影しています。

口腔内写真の目的として挙げられるものは

・患者さんへの説明
・治療計画の立案
・患者さんのモチベーション
・術前術後の比較
・スタッフ間のコミュニケーション
・スタッフの技量チェック

などです。

MRCの患者さんには1ヶ月に1回来院していただき、その都度口腔内写真を撮影します。そして写真を見ながら歯並び、噛み合わせの変化を分かりやすく実感していただきます。

実際に毎月の写真を見て変化を感じて喜んでくださる患者さんと、保護者の方の姿をみると、とても嬉しくなります。

歯並びや噛み合わせの変化を分かりやすく比較する為には、毎回方向や位置、大きさ、範囲にずれがないように撮影しなければいけません。
撮影はルーティーンで、一定の方法であることが時間の節約になります。

また患者さんの負担が少しでも減るように、適切な声掛けと、短時間での撮影を心がけています。

患者さんの治療のモチベーションアップのためにも、更にトレーニングを積んで、すべてのスタッフが同じ規格性をもった写真をスピーディーに撮影出来るようにしていきたいです。                    

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       Miura 

 

2019年10月 5日
慢性腎臓病について調べました

 
今回は新たな国民病と言われ始めている
慢性腎臓病について調べました。

そもそも腎臓とはどんな臓器なのかというと…

腎臓は左右に一個ずつ腰より少し上の高さにあり、重さは120~150gほどの臓器です。
腎臓のよく知られる役割は、
 
①身体のなかの老廃物や毒素を体外へ排出する
②血液をろ過して老廃物や塩分を尿として体外 へ排出し身体に必要なものは再吸収する。
③血液中の水分や塩分のバランスを一定に保つ④血圧を適切にコントロールする
⑤赤血球を作る働きを助けるホルモンの分泌を行なう
⑥ビタミン?を活性化し骨を丈夫にする
などの腎臓は私たちの身体を正常に保つ重要な臓器だということがわかります。
 
慢性腎臓病とは…
 
腎臓の働きが慢性的に低下していく腎臓病をさします。
慢性腎臓病の原因は腎臓自体に異常が起こる「腎炎」や「腎不全」、糖尿病を原因とする「糖尿病性腎症」、高血圧を原因とする「腎硬化症」などがありますが、肥満や運動不足、飲酒、ストレス、メタボリックシンドローム、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を原因として発症する
ことがあり、誰もがかかる可能性のある疾患で新たな国民病と言われています。
慢性腎臓病はほとんど自覚症状がないま進行する疾患で、進行が進むと夜間尿が増えたり、貧血、むくみ、息切れ、だるさなどが現れます。
腎臓は沈黙の臓器と言われ、早期発見のために尿検査や血液検査は定期的に受ける必要があります。

検査の結果が以下のように出ると、腎臓に何らかの異常があるということが分かります。
 
・尿検査でタンパクが陽性(+)になる
・血液検査でクレアチニン値 
男性:基準範囲1.00以下 要注意1.01-1.29
        異常1.30以上
女性:基準範囲0.70以下要注意0.71-0.99
         異常1.00以上
 
一度悪くなってしまった腎臓は自然には治らないので、失われた腎臓の働きを代替するために、透析治療か腎移植が必要になります。

現在のところ、日本では透析治療が圧倒的に多いです。
透析治療には機械に血液を通して綺麗する血液透析と、患者自身のお腹の膜(腹膜)を利用して血液を綺麗にする腹膜透析の2つに大きく分けられます。
透析治療は数十年間長く続けられる治療ですが、食事や水分摂取量にも気をつけなければなりません。
 
歯科疾患との関連
 
慢性腎臓病による骨代謝異常が口腔内にも認められ、歯槽骨破綻を促進するために歯周病が重症化しやすくなります。内服薬の影響で唾液の分泌量が低下し、虫歯のリスクも高くなり、プラークや歯石が沈着しやすくなります。

口腔乾燥が進行すると、咀嚼嚥下障害や味覚異常を起こすこともあります。
慢性腎臓病にならないためには、まず生活習慣を改め、規則正しい生活を心掛けましょう。


そして、口腔内が悪くならないように、定期検診で歯周病や虫歯のチェックを受けましょう。
患者さんの口腔内に合った指導や説明をさせて頂きます。

 

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                               MORI

 

2019年9月22日
嚥下(えんげ)について

 
嚥下とは、食物を口腔→咽頭→食道→胃へと送り込む一連の運動を指し、延髄にある嚥下中枢でコントロールされています。
嚥下中枢から迷走神経、舌咽神経を介して、舌、咽頭、食道などへ情報が伝達されています。
加齢とともに咀嚼・嚥下機能が低下き、嚥下障害がおこりやすくなります。

(摂食)嚥下の段階

①先行期
食べ物を認知・予測し、どのように食べるか決定、行動する

②口腔期
舌の動きで食塊が口腔内から咽頭へ移動します

③咽頭期
嚥下反射により食塊を食道に送る

この時呼吸は一時的に停止します

④食道期
食道の蠕動運動により食塊が食道から胃へ送られる


嚥下障害の原因

①器質原因
腫瘍や炎症などで、口腔、咽頭、食道の構造上に問題があること。(例:舌炎、扁桃炎、口腔・咽頭腫瘍など)

②機能的原因
嚥下運動をつかさどる神経系や筋肉に問題があること。(例:脳血管障害、脳腫瘍、多発性硬化症など)

③心理的原因
心理的な問題があること。(例:認知症、神経性食欲不振症症、うつ病など)


高齢者の場合、

・加齢とともに歯の欠損
・舌の運動機能が低下
・咀嚼能力の低下
・口腔感覚がにぶくなる
・咽頭への食べの送り込みが遅くなる

などの機能的変化により、摂食障害をひきおこります。


誤嚥しやすい食べ物

・サラサラした液体(水、ジュース、水など)
   →一気に喉に流れ込み、むせやすい

・口の中でばらばらになるもの(ピーナッツ、肉など)
   →飲み込みにくい

・パサパサしたもの(パンなど) 
   →唾液と混じってべたつき、飲み込みにくく、喉に詰まりやすい

・口の中に張り付くもの(のり、餅など)
   →飲み込みにくく、喉に詰まりやすい

・つるつるしたもの(寒天、ところてんなど)
   →滑りがよすぎると喉の受け入れ態勢ができないうちに食べ物が送られてしまう

・酸味の強いもの(酢の物、柑橘類)
   →むせを誘発する

・体温と同じ温度のもの
   →嚥下反射を誘発するのに刺激な少ないため、少し冷たいか少し温かいものがよい


最近ではスマイルケア食などその人の嚥下状態にあった食品があります。
健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品には『青』マーク、噛むことが難しい人向けの食品に『黄』マーク、飲み込むことが難しい人向けの食品に『赤』マークを表示し、それぞれの方の状態に応じた新しい介護食品です。
これらは、歯科治療、口やのどの動きの訓練などにより、飲み込みに問題がある方でも、改善される可能性があります。

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                  SAITO

 

2019年9月11日
歯科訪問診療について

 

歯科訪問診療について神戸でのセミナーで学んだことをお伝えします。


在宅訪問診療で歯科が求められているものとは、「食べる」ための歯科的支援です。
お口の健康は食べることに影響を及ぼします。


日本ので主な死因別死亡率

1位 悪性新生物
2位 心疾患
3位 脳血管疾患
4位 老衰
5位 肺炎


特に5位の肺炎に注目すると、肺炎入院患者で65%以上が誤嚥性肺炎であるとされています。

誤嚥性肺炎とは、誤嚥(細菌が唾液や食べ物などと一緒に、食道ではなく気管支や肺に入ること)することで発症する疾患のことです。

誤嚥性肺炎患者の気管の中から1番多く検出されたのは、口腔内常在菌といわれています。

◎誤嚥してしまった時に少しでも害がないように、口の中を清潔に保ちましょう。

誤嚥性肺炎の対策として口腔ケアがあります。
即効性があり、口の中の細菌の増殖を抑制する効果が大きいと言われています。

口腔ケアとは、口の中の疾病を予防すること、健康保持増進、リハビリテーションにより、QOLの向上を目指した科学であり、重要な技術です。

→歯磨き、口腔粘膜のケア、保湿ケア、義歯ケア、口腔細菌の回収などあります。

口腔ケアを専門としている者による支援は、プロフェッショナル・オーラル・ヘルス・ケアの効果だけでなく、口腔衛生管理を安定させる効果があります。

⇒これにより健康の保持増進、生活の質の向上が得られます。


口腔ケアの肝は破壊と回収!!

→逆に、口腔ケアによる汚れをそのままにしておかないで、しっかり回収しておかないと、口腔ケアが原因と考えられる口腔ケア性誤嚥性肺炎と言われかねません。


口腔ケアのポイント

①ポジショニング

・対象者の姿勢を整える。

→ベッドの角度は30~45度にする。ベロと床が平行になるくらい、頭を起こす(頭や首の後ろにクッションや枕を置くと固定しやすい)。
口が閉じない時は、唾液はそとに出させる(誤嚥のリスクを下げるため)。

・自らのポジションを確保

→口の中がよく見えるような位置を確保する。

②口腔内観察

歯だけでなく、舌、上顎、口の中の粘膜、乾燥状態や食べかすがのこっていないかを確認します。

③ブラッシング

頬や唇を排除して上下に動いて、視野を確保します。

出血に注意する。(傷から細菌が入り込んでしまうリスクが高くなります。)

プラーク除去を行う時、歯ブラシなど用具はよく洗って清潔な状態で使用する。


ケア中の唾液回収が重要!

→ブラシ類だけでは細菌の回収は不十分。うがいが困難な場合は、拭き取りをメインに行いましょう。

④うがいまたは拭き取り

うがいまたは吐き出しができる場合、口唇を膨らませたブクブクうがいをします。

うがいまたは吐き出しができない場合、拭き取りや吸引をします。


うがいをする時チェックポイント!

・むせていないか(飲み込む機能の低下)
・口から水がこぼれないか(唇が閉じる力が弱い)
・ほほが膨らむか(ほほの力が弱い)
・うがいの後に口の中に水が残っているか(舌の動き弱い)

これらのことに注意して医院で取り組んでいこうと思っています。

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                  Fujioka

  

2019年8月22日
歯の生え方に合わせた離乳、幼児食の進め方、お手入れの仕方などについて

まず5~6ヶ月頃から下の前歯付近の歯茎が固くなり、食べ物に興味が出てきます。
この時指しゃぶりなどをするのは食べ物かどうか口を通じて理解する為です。
上半身は少し後ろに傾けてスプーンで唇を軽くつつくようにして合図してから、上唇で自ら取り込むようにしましょう。これで唇の力を付けていきます。

6ヶ月頃から下の前歯が生え始めてきます。
この頃から足ぞこがピッタリつく姿勢を保ちましょう。
この時も奥に食べ物を置かないようにしましょう。
この頃はガーゼなどで優しく歯を拭くなどしましょう。
少しずつ歯ブラシに移行して行きましょう。

1歳頃からは自ら食べようとする意欲を育む時期となるので汚しても良い格好にしましょうね。
上下前歯の歯が生えてきます。

1歳半頃からは奥歯も生えてきます。
スプーンなども持てるようになり、食べさせられることを嫌がったりもします。

2歳頃からは全ての乳歯が生え揃います。
おやつなどのダラダラ食べには注意しましょう。
またお茶や汁物は食後や、口に食べ物がなくなてからにして、流し込みをなくしましょう。
フロスなど間のケアも取り入れてください。

虫歯は歯が生えないとなるものではありませんが虫歯菌は感染してしまうものでもあります。

ただ神経質になりすぎてスキンシップをとれなくなるのも良くないので、お母さんのお腹の中にいる時から家族の皆が口の中を清潔に保つ事が大切となってきます。

また歯が生えたからといっていきなり歯ブラシを頑張り過ぎると歯ブラシを嫌いになってしまうこともあるので最初は無理せず、楽しみながらするものと意識ずけることが大切です。
毎日のケアでお子様のお口の健康は保てます。
家族皆で守って行きましょう!

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                               Koreeda  

2019年7月27日
歯の表面はどうして茶色くなるの?


歯の表面についてしまうステイン(着色汚れ)。
ステインを除去・予防するためには、その原因と、正しい対処方法を知ることが必要です。

「ステイン」とは、歯の着色汚れのことで(Stain)英語で「しみ・汚れ・染色」という意味です。
毎日歯みがきをしていても、長い年月の間に少しずつステインは歯に付着して蓄積し、黄ばんだりくすんだりしていきます。

ステインが付着する原因は

食物中に含まれるポリフェノール類と、歯の表面のエナメル質をおおっている、ペリクルというタンパク質が結びついたもの。
一度ついてしまったステインは、水に溶けないため、水で口をすすぐ程度では簡単には落ちません。

このステインは、付着した直後であれば歯磨きによって落とすことができるのですが、歯磨きを怠けたり、磨き残しがあったりすると、次第にペリクルは強固なものになります。
いずれ、通常のブラッシングでは落とす事が困難なステイン汚れとなってしまいます。


ステインの付着しやすい食べ物

カレー チョコレート コーヒーなど
ポリフェノールを多く含む食品は、ステインが付着しやすいため、十分なケアが必要です。

日々の手入れでステインケア!

ステインは長い年月の間に蓄積されるため、毎日のケアで蓄積させないようにすることが必要です。
実際には、「歯みがきにより直接ステインを取り除く」「ステインの元を洗い流し付着を防止する」を日々行うことで、歯の自然な白さを取り戻しましょう。


自宅でもできる着色汚れの落とし方

『歯磨き粉』

スーパーや薬局で気軽に購入することができます。
「ホワイトニング効果」と表記のある歯磨き粉には、研摩材やステインを歯の表面から浮かせる成分が含まれています。

こういった効果のある歯磨き粉を習慣的に使うことで、ステインを落とし、本来の白さの歯を取り戻すことができます。
ただし、こういった歯磨き粉は、あくまで歯の表面の汚れを落とすだけで、元の白さ以上に歯を漂白する効果はありません。

歯そのものの色を更に白くしたい場合は、ホワイトニングの治療を行う必要があります。

ステインを落とす成分には

・ピロリン酸ナトリウム
・ポリリン酸ナトリウム
・メタリン酸ナトリウムなどがあります。

タバコが原因の着色に対しては、ポリエチレングリコールも有効です。

『電動歯ブラシ』

着色汚れの除去に特化した電動歯ブラシも市販されています。
超音波を使って歯の表面に付着した着色汚れを落としたり、着色汚れを落とすために設計・開発された取り換えブラシが附属していたりします。
電動歯ブラシで歯磨きをする際は、研磨剤の入った歯磨き粉はあまり使用しないようにしましょう。
電動歯ブラシのパワーは強いので、研摩材を使ってしまうと、歯の表面を傷つけてしまうことがあるためです。


日頃からの着色防止

・食後のうがいを心がける

食事の後に、うがいの習慣をつけましょう。
着色しやすい食べ物を口にしたとしても、すぐにステインになるわけではありません。
食後すぐにうがいをすることで、口内の色素を洗い流すことができます。
特に寝る前にお茶を飲んで寝ている人にはお水に変えてもらったり、寝る前に水でうがいをするのも効果的です。

・ガムを噛んで唾液の分泌を促す

唾液には、口内の汚れを洗い流したり、殺菌したりする働きがあります。
ガムを噛むと、唾液の分泌が促されます。

「着色しやすい食べ物を知ること」と「飲食後の歯磨き・うがいをおこなうこと」がポイントになります。

着色が目立ちはじめたら、歯医者でPMTCを受けることも大切です。

 

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KARITANI

 

2019年7月15日
"歯の質"についてのお話

こんにちは!
梅雨ですね。いろいろな色の紫陽花が綺麗ですね(^^)


さて、久しぶりの投稿になりますが、今回わたしは"歯の質"についてお話しします。
日々、診療や歯のお掃除をしている中で、虫歯や酸蝕症歯の破折など、歯の質が関わった症状はよく目にします。どのように歯の質が決定するのかなどを勉強しました。

●歯の質はどのようにできるの?
歯は、お母さんのお腹の中にいる頃からつくられはじめています。妊娠2ヶ月あたりから、将来の上顎、下顎、舌になる部分が形成されはじめます。そして、妊娠3〜4ヶ月頃には、歯のエナメル質をつくる細胞や、象牙質をつくる細胞がも現れてきます。この時期になんらかの異常な状況が生じると、2つの歯が1つにひっついた「癒合歯」や正常な歯と比べるとサイズの小さい「矮小歯」などになってしまいます。

●悪い歯はどうしてできるの?
乳歯は、妊娠3〜4ヶ月頃に母親から供給されるカルシウムやリンを使ってつくられていきます。もしこの時期に歯を形成する細胞に異常が起きてしまうと、正常な歯をつくるとができなくなり「エナメル質形成不全」「象牙質形成不全」になってしまったり、「テトラサイクリン歯」という歯の変色も、この時期の抗菌薬摂取が原因によるものです。永久歯は、乳幼児期から小学校低学年くらいにつくられていきます。
ですから、妊娠初期から小学校低学年くらいまでが"歯の質"を決定するとても大事な時期といえます。この時期にカルシウムなどをきちんと摂取すれば、強い歯をつくることができます。
そして、乳歯も永久歯も、生えたばかりの歯は石灰度が低く虫歯になりやすいです。したがって、歯医者に定期的に受診をしてフッ化物塗布
したりシーラント処置をしていくことが重要となります。

●加齢とともに増える歯の破折
転倒などによる外傷や、虫歯治療によって歯の厚さが薄くなること、そして口の中の歯の本数が少なくなることによって噛み合わせの負担がかかったりなど、さまざまな要因によって引き起こされます。加齢によって、亀裂に対する抵抗力自体が低くなってしまうので、硬いものを無理に食べないようにしたり、入れ歯を入れて噛み合わせの負担を減らしていきましょう。


お母さんのお腹の中にいる頃は自分自身で歯の質を決定することはできませんが、うまれてからは自分自身のケアや栄養状態、日々の生活習慣で歯の質は変わってきます。
自分自身の歯はもちろん、子どもさんや周りの大人の方のお口の中を守るためにも、規則正しい生活をしてきちんと栄養を摂取し、定期的に歯医者に受診をして予防処置などを行なっていき、一生自分の歯で美味しく食べれるようにしていきましょう(^^)

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  MIYAKE
 

2019年6月27日
オーラルフレイル

加齢に伴い、口腔機能が わずかに衰えることをオーラルフレイルといいます。
咀嚼(かむこと)、嚥下(飲み込む)、唾液分泌、発音等の、口腔の機能が少しづつ低下していきます。

この状態を放置すると「口腔機能低下症」へと進行します。

口腔機能低下症を放置すると、今度は身体全体の衰えとつながります。
口腔機能が衰えていくと、柔らかいものばかり 食べるようになり、タンパク質の摂取量が減少するからです。
これにより、筋肉の合成量が低下し、徐々に全身の筋肉が減少する傾向が現れます。

食べる機能が低下して、重度の筋肉低下が起こり、寝たきり、要介護になるリスクが高まります。


そのようなことにならないように、オーラルフレイルに気がついたら、頬や舌、唇のトレーニング等、口腔機能向上の為のトレーニングを行うことで、悪循環を断ち切ることができるのです。

 

PS.筋肉の増加には、運動と、タンパク質等の栄養成分摂取が必要です。
   筋肉量低下への対策には、適度な運動を行い、食事で充分な量のタンパク質を摂るのが重要です。

 

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            Makihira

 

2019年6月22日
根面う蝕が増加しています!

 

近年、日本の成人のすべての世代で歯の保有数が増加する中で、長寿化によって多数歯を有する高齢者が増加しています。
歯がたくさん残ると歯周病や歯肉退縮し、根面が露出することで、根面う蝕や知覚過敏が増加する可能性があります。

☆根面う蝕の原因

・歯肉退縮(退縮するのは、過度のブラッシング圧、歯周病、加齢、噛み合わせ、入れ歯の出し入れなどが原因です。)
・唾液分泌量の減少
・プラークの付着
・食生活習慣
・フッ化物の使用なし
・口腔清掃の巧緻度の低下
などが主な原因となっています。

☆組織組成

根面う蝕はエナメル質う蝕とは違い、虫歯が発症しやすく進みやすいことが特徴です。
これはエナメル質と根面の組織の違いです。
エナメル質はほとんどが、ミネラル(無機質)という硬い組織で構成されており、酸により脱灰が起きても唾液の力で再石灰化されます。
一方、根面はミネラルと柔らかい組織のコラーゲン(有機質)で構成されています。
根面は酸に弱くプラークが出す酸によって脱灰がおこり、コラーゲンも分解されるため、虫歯が進みやすいのです。また、根面う蝕は治療が難しいため、発症・進行させないための対応が大切です。

☆発症の予防

・定期検診でフッ素を塗布してもらう
・お家でのケアでフッ素洗口を使用する
・根面う蝕予防用の歯磨剤を使用する

 

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                Nomura

 

2019年6月16日
コミュニケーションについて

コミュニケーションとは「何かを伝えて共有すること」です。

メッセージは言葉以外にも、

①声のトーン②表情③態度④ジェスチャー(非言語的表現)なども大きく影響を与えます。
特に非言語的表現は無意識に表現している場合が多いです。

■患者さんの行動変容にかかわる3つのコミュニケーション

・ガイダンスとは…専門家が患者さんに必要と思われる知識や情報を提供することによって、主に動機を高めます。患者さんが病気の原因や、どうすれば病気の進行を抑制できるかが分からない場合や、質問されたときに効果的です。

 ・コンサルテーションとは…患者さんの訴えを聴いた上でアドバイスをすることで、おもに負担を軽くします。患者さんが口腔内の病気や予防法はわかっているものの、どう行えばよいか方法が分からないときに効果的です。

 ・カウンセリングとは…患者さんの気づきや自己決定、問題解決、自己成長を支援することです。患者さんの世界を専門家も共有して患者さんに寄り添いながら行います。患者さんに知識や情報もあるのに必要な行動がとれない場合や、理解はできるが保健行動がとれない場合の、自己決定能力の回復に効果的です。


私たちは、このようなスキルを場面に応じて

■患者さんの話を聴く時の4つの基本姿勢

① 観察
患者さんの心の動きをしっかりとらえるため、話の事柄にとらわれず気持ちや思い、感情を表しているところを観て聴くことです。身体の動きなどを観察します。

② 傾聴
患者さんの話を聴きながら意見を言ったり、評価、誘導したりすることなく(ブロッキング)、患者さんの言いたいことや気持ちや感情を受け止める聴き方です。「ブロッキング」とは、たとえば医療従事者が患者さんの話を聴いているときに自分自身の関心事や考え方、先入観ぎ邪魔をし、患者さんの話の内容をそのまま理解することができず、患者さんとズレが生じてしまうことです。

③ 確認
患者さんが言いたかったことを正確に理解しているか、ズレがないかを確認する必要があります。「お話になったことは?と?でしょうか」、「?と思われたんですね」などと患者さんが話した内容やキーワード(重要な言葉)を繰り返して確認をとります。この時の患者さんの返事や反応を観察し、間違いがないかを確認します。

④ 共感
共感とは患者さんの置かれている状況や気持ちをイメージして、同じ気持ちになって患者さんに返すことです。共感の効果は患者さんとの間に信頼感をもたらし、患者さんの心を開き、癒す力もあります。

■患者さんの行動が変わるコミュニケーション法
  まず患者さんに興味をもちます。患者さんの「セルフケア行動」を支援するには、以上4つの基本姿勢を保ちながら気持ちに焦点を当てて、患者さんの自己決定を促します。以下の手順で進めてみます。

① スタート姿勢と働きかけ

患者さんの姿勢や様子の変化を観察しながら「開いた質問」をします。
「開いた質問」=気持ちや考えについて自由な答えを求める質問法で「?についていかがですか?」など患者さんの気持ちに焦点を当てやすい特徴があります。
「閉じた質問」=「はい」か「いいえ」で答えられる質問です。患者さんとの会話のキャッチボールが行き詰まり、たくさんの情報を得ることができません。

② 受容的態度

コミュニケーションにおいては「沈黙」も重要です。特に効果的な沈黙は患者さんに安心感をもたらし気づきを深める力があります。また、内容に合った表情で患者さんを見て、誠実、熱心に話を聴き、気持ちや感情を表すところでは「なるほど」「そうですね」などと頷きます。そうすると患者さんは安心し、話す意欲も高まって話が深まります。

③ 事柄の明確化

聴くことは、ただひたすら黙って聴くことではありません。「そして?」「それから?」などと質問を入れながら聴きます。よく理解できないときは「それはどういうことですか?」「?についてもっと詳しく話していただけますか?」と尋ねます。

④ 共感的な繰り返し

患者さんの気持ちを表した言葉を中心に繰り返して、確認をとります。繰り返したとき患者さんが生き生きとした反応を示せば、話の内容が伝わったとお互いに認識できます。

⑤ 本当の思い、願いに対応する

1. 支援の言葉をかける…「頑張ったのですね」「いつでも相談に乗りますよ」
2. 目標の明確化…「その期待や願いが叶うと嬉しいですよね。そのためにはまずなにができると思いますか?」
3. アドバイス…「たとえば?という方法がありますよ」
4. ガイダンス…解説や説明、教育指導
5. 方向性の指示…「?な状況が改善したら、?は可能ですよ」
6. 謝罪、感謝…「大変失礼しました」「お待たせしました」「心から感謝します」など

今回「コミュニケーションについて」調べ、聞くだけでなく、観る、確認する事も大事だと改めて思いました。
歯科衛生士として、患者さんに信頼していただく為にコミュニケーション能力を高め、安心して治療・クリーニングに来ていただけるよう努力します。

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                     Unai

      

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