感染性心内膜炎は予防的に抗生剤を服用することが推奨されます

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 こんにちは。勤務医の秋山です。
今回の勉強会のテーマは感染性心内膜炎でした。

 みなさん、感染性心内膜炎をご存じですか?一旦発症すると、死に至ることもある恐ろしい病気です。
これは、心臓に細菌などの微生物が感染することによって、発症します。
口腔内に存在する細菌も歯科治療などによって、血液循環を経て、心臓に感染することによって、かかります。

 しかし、だれでもなりやすいというわけではなく、元々心臓に先天的な疾患をもつ人や人工弁が入っている人などは感染性心内膜炎になるリスクが高いといわれます。

 そうした方々が、抜歯、スケーリングなどの歯科治療を受ける前に予防的に抗生剤を服用することが推奨されます。

 一方、抗生剤がアレルギー反応を起こすリスクもあり、予防投薬の必要性を疑問し、反対する研究者もいます。

 いずれにしても、口腔内の細菌を減らすことが感染性心内膜炎予防につながることは間違いないので、定期健診、口腔清掃の重要性を再度確認することができました。

 

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                               秋山
 

  

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