痛み止めを飲むと胃の調子が悪くなる原因

お昼のミーティング

 私は今回の勉強会で「痛み止めを飲むと胃の調子が悪くなってしまう原因」について調べました。

歯が痛くなったり、頭やお腹が痛くなった時に痛み止めを飲んで胃が痛くなったことはありませんか?

「胃」の食物を溶かす強力な胃酸は強い酸性で、タンパク質を分解する酵素ペプシンが含まれています。

強力な胃酸が「胃」自身を溶かさないのは、胃の表面から分泌される粘液が胃の粘膜を保護しているからです。

肉類や魚介類から摂取されるアラキドン酸から作られる「プロスタグランジン」という物質も胃の粘膜を保護してくれる役割を持っています。
ですが、その「プロスタグランジン」は歯の痛みや腹痛、頭痛の痛みの原因でもあるのです。

痛みの病原体などが全身へ拡大しないように炎症反応を起こし、痛み・熱・腫れなどの症状が出ます。
痛みは知覚神経という陣形を通って脳に伝わり「痛い」という感覚が生じるのです。

なぜ痛み止めを服用すると胃が荒れるかというと、

痛み止めを服用すると、胃粘膜保護に働いている「プロスタグランジン」が作られなくなり胃が荒れる原因となるのです。

もう1つの原因は空腹時に痛み止めを服用すると、胃が食べ物と勘違いして胃酸を分泌させ胃が荒れるので、痛み止めを飲む時は何かを口にしてから飲むようにしましょう。

ほとんどの痛み止めがこうして胃粘膜保護の「プロスタグランジン」の働きを抑制させてしまいますが、カロナール(アセトアミノフェン)という痛み止めはその働きを抑制するのではなく、脳の神経に作用し熱を下げたり、痛みを抑えたりする働きがあるので胃に優しいと言われています。

痛み止めの種類は様々です。身体に合わない方もいらっしゃるかと思うので、医者や薬剤師さんと相談し痛み止めを服用するようにしてください。

 

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                               MORI

 

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