メンテナンス時に行うPMTCについて

お昼のミーティング, スタッフブログ

こんにちは(^^)

今日は歯のメンテナンス時に行うPMTCについてお話しします(^^)

PMTCとは

専用のヘッドにブラシやカップなどのチ ップをとりつけ、研磨ペーストをつけて歯の表面の汚れを取り除くことです。
バイオフィルムという細菌の塊を除去していくこと目的としますが、患者さんに爽快感を与える効果もあります!

着色の原因はさまざま!

★飲料物
果実や野菜に含まれ るアントシアニン系 の色素やお茶、コーヒ ーなどに含まれるタ ンニン系の色素

★歯質
酸蝕症 酸により歯が脱灰されると着色しやすくなります

★口腔乾燥
口呼吸が続くと前歯 部に着色が目立つ場合があります。急性鼻炎などが引き金になる場合があるので要注意です!

★喫煙

★洗口剤
イソジン→高濃度で 使うと酸食の原因に なるだけでなく、ヨードによる直接的な着色を引き起こします
クロルヘキシジン→ペリクルと色素を仲介することにより色素を呼び込むことに なることで着色の間接的な原因になります

着色除去するだけでなく、着色しにくい生活習慣も提案していけるように心掛けています。

研磨剤がたくさん入った歯磨剤はおすすめしません(´;ω;`)
歯面はザラザラになり着色がしやすくなりますよ!

★使用する研磨剤の RDA について

RDA とはPMTC ペーストや歯磨剤の研磨性を示す指数です。
数値が大きいほど、研磨性が高いことを示します。

RDA 値が 150 以下が主流ですが、以下のように分類できます。

非常に低い研磨性(RDA0~60)。
低い研磨性(RDA60~70)。
平均研磨度(RDA71~100)。
中程度の研磨性(RDA101~120)。
高い研磨性(RDA121~200)

みなさんが使われている歯磨剤の箱の成分表にもRDAが表記されているものもありますので、機会があればチェックしてみてください(^^)

ちなみに、当院で主に使用しているのは『コンクールクリーニングジェル』というものです。

研磨粒子で汚れを削り落とすものではなく、ジェルに汚れを吸着させ、除去するものなので歯を傷つけにくいといわれています(^^)

★歯が削れるといえば‥‥
『歯磨きでエナメル質はどれだけ削れるのか?!』について、デンタルハイジーンに載っていたので簡単に紹介します。

-機械を使用し60年分のブラッシングでどれだけ歯が削れたのか実験-細かいストロークで磨く方法と、オーバーブラッシングで磨く方法と2つに分けて検証していました。

★結果★
エナメル質に限定すればオーバーブラッシングでもそこまで歯は削れていませんでした!
しかし、歯の根元にオーバーブラッシングをすると、40年で歯髄(歯の神経)まで削れてしまっていました。

歯の根元は上の部分に比べ、柔らかいのです(*_*)
ブラッシング圧をもっと強くしたり、かたい歯ブラシを使用するともっと大きな影響がでるので注意が必要ですね!

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