今回はお子さんの定期検診とフッ素について

お昼のミーティング


 


虫歯のない乳歯列期のうちに歯医者に来て、定期的に検診を受けることは、これから虫歯の出来にくい口の中の環境を作っていくのにとても大切です。

検診では、虫歯のチェックはもちろん歯磨きの仕方や、間食の指導もさせていただきます。

そして一番大切なのは、フッ素塗布です
お子様の年齢によりフッ素濃度も違ってきます。

3才までで、うまく唾の出せないお子様には500ppmのフッ素を塗布します。

 3~6才のお子様には、半年ごとに高濃度9000ppmのフッ素を塗布します。
 3ヶ月ごとに検診に来ていただいているお子様には、フッ化第一スズが主成分で予防効果の高いホームジェルと交互に塗布します。

高濃度のフッ素を、歯の発生期である6か月から5才までの間に過剰に摂取すると、永久歯に斑状歯が発症する恐れがあるので、半年に一度の塗布にしています。

またホームケアでは、ホームジェルと同じ濃度のチェックアップをおすすめしています。
ホームジェルは持続的に使用すると、歯が黒く変色する恐れがある。ことと、含まれているフッ化第一スズの味の人気が良くないということもあり、毎日続ける
ことの障害になり得るからです

その点、チェックアップは、続けやすいジェルだと言えます。

歯科医医ではなく家庭での薬用歯磨きのフッ化物の配合濃度の上限は、安全のために日本では1000ppmと決められていましたが、今年になって厚労省は国際基準と同じ、1500ppmを上限とした商品を医薬部外品として承認しました。
但し、飲み込む危険性を考え、6歳未満の子供への使用を控えるように求めています。

ちなみに、さっそく5月に、サンスターから『バトラーエフペーストα』
6月に、ライオンから『クリニカアドバンテージハミガキ』が発売されました。
どちらもフッ素の濃度は、1450ppmだということです。

保護者の方と一緒にお子様のお口の健康を守っていくことが大切です。!

resize0799.jpg

Miura

関連記事一覧

カテゴリー