今回はげっぷについて勉強しました

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今回はげっぷについて勉強しました

げっぷは炭酸を飲んだあとや食事を食べ過ぎたあとなどに日常的に起きるものです。

げっぷは胃や食道の中に溜まった空気が、食道から出てくることで起こる自然現象です。
飲食や習癖で口から取り込んでしまった空気や消化中に腸管内で発生した不要なガスを、体外に排出するために起こります。

げっぷを出すメカニズムは、食道と胃の境目にある筋肉が密接にかかわっています。
胃の中のガスが増えて内圧が高まると、緩んで食道のほうに空気が漏れて出てくることでげっぷが生じます。

げっぷは自然現象なので、起こること自体は問題ありません。
問題となるのは、頻繁に出てしまう場合や、それ自体が別の疾患の症状として出現したときになります。

その中に呑気症という病気があります

呑気症とは、無意識に大量の空気を飲み込むことによって、胃や食道、腸に空気が溜まり、げっぷやおならが頻繁に出る症状のことをいいます

げっぷによって胃液や食べたものが逆流すると胸焼けが生じ、逆流性食道炎になることがあります。
「噛みしめ呑気症候群」というものもあります。
げっぷやガスだけでなく、頭痛や肩こり、目の痛みやふらつきの原因になることもあります。
また歯の磨耗や亀裂、歯肉炎、顎の痛みなどを起こしやすいことも分かってきています。

呑気症になりやすい人として、ストレスが多い人、不安になりやすい人、無意識に噛みしめる癖のある人、噛み合わせの悪い人、早食いの人が挙げられます。

呑気症はガスを減らす薬や整腸薬を飲んでも、効き目がほとんどありません。噛みしめることが癖になっている場合はマウスピースを作り、噛みしめ癖を減らすことで症状を軽減させられます。

呑気症の予防対策として、散歩、ウォーキング、ジョギングなど外に出て気分転換をしましょう。

パソコン、スマホ、読書を続けていると、無意識に姿勢がうつむき加減になり、歯を噛みしめていることが少なくありません。
深呼吸をすると、息を吐くときに自然と歯の噛み合わせがゆるむので、噛みしめが解消されます。仕事中に意識的に深呼吸をする習慣をつけるのもいい方法です。

げっぷが頻繁に出る時は、何か病気が隠れているかもしれません。
気になる時は医療機関へ相談してみて下さいね。

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       Miura

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