Q,ミラクルデンチャーについて私が抱いている、モヤモヤとしたよくわからない不明点について   男性 150117

ミラクルフィット, 審美歯科

 

Q,こんばんは。
ミラクルデンチャーについて私が抱いている、モヤモヤとしたよくわからない不明点について、実際に使用して得た経験から教えて下さい。
ミラクルデンチャーの性能についてはインターネット上に書かれた情報については理解しています。

ミラクルデンチャーを導入した全国の先生方はもちろん、それまで使われてきた従来の入れ歯についても扱ったことがあることと思います。
数十万円するような高級な自費の入れ歯も含めてです。
その上で、先生方は、従来の入れ歯と比べて明らかな「違い=メリット」を見出して導入したはずです。
それは具体的にどういうところなのでしょうか?

といいますのは、以前、私の知り合いの歯医者さんにミラクルデンチャーの話をしました。
すると、インターネットでミラクルデンチャーの性能について調べてきたらしく、次に会った時に
「上の口蓋の金属床をなくす、歯の動揺をおさえる、支持歯を傷めないなど、ミラクルデンチャーでできることはひと通り、自費の入れ歯でもできます」と仰られました。

ただ、その先生はミラクルデンチャーを扱ったことはありません。
実際にどちらも扱ったことのある先生の感想をお聞きしたいのです。
先生が感じられた部分についてでいいので教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。

 

A,メールでのお問い合わせありがとうございます。
林歯科医院の林です。

「上の口蓋の金属床をなくす、歯の動揺をおさえる、支持歯を傷めないなど、ミラクルデンチャーでできることはひと通り、自費の入れ歯でもできます」ということですが、

ミラクルフィット(ミラクルデンチャー)は、テクニックの入れ歯ですので、なかなか普及していかないと思います。

どうしてかというと、勘に頼るところが大きいからです。
固まるタイミング、練り方、温度、硬化時のはずすタイミング、はずす時に動かす量など、多くの症例を経験することでポイントがわかってきます。

セミナーを受けても、最初の1症例目でうまくいかなければ、ミラクルの良さがわからず、やめてしまうかもしれません。
私の場合はたまたま?うまくできたので、時々かなり難しいケースもあるのですが、テクニックを工夫してやり続けています。

テクニックの入れ歯だということは、出来上がったミラクルフィットを見ても、その特徴はよくわかりません。

どうしてこれで止まるのか、入るのかということも経験しないと理解できません。

ミラクルフィットの大きなポイントは、入れ歯と歯と歯肉が一体となってリジッドになりお互いが支えあって歯を守るところと、出し入れが上下ではないので、強い力を歯に加える必要がないということです。

まれに強い力で止めることもありますが、その時はそれなりの工夫があります。

また、入れ歯のひっかける部分が、歯の上の方に横揺れの力が歯だけに加われば、歯は動き始めますが、リジッドなら動きません。

また、歯の上の方よりも歯の根本に横向きの力が加わる方が歯を動かす力は小さくなります。
このことは以下にも記載しています。
/faq/miracle/942/

上記2つのことは、コーヌスデンチャーでも可能かもしれません。
しかしコーヌスデンチャーは、大きく歯を削ったり歯の神経をとったりしてしまいますし、時間もかかり、治療費もかなりの金額になると思います。。

ミラクルフィットの一番大きなポイントは、歯を99%削る必要がないということかもしれません。
歯は虫歯にしても削れば削るほど歯の寿命縮めます。

ミラクルフィットの完成後に、もしも何がの不具合があっても、はずせば元にもどります。リスクは0です。

また、ミラクルフィットは修理や調整も短時間でできます。(これはとても難しく多くの経験が必要ですが)

以上思いついたことを書かせて頂きましたが、私もすべての入れ歯を知っているわけではありません。
他に素晴らし入れ歯があっても、決して不思議ではありません。

喜びの声などのアンケートも多くいただき、ほとんどの方には喜んで頂いていますが、100%満足していただけているかというと、それはわかりません。

100%の満足を目ざして、他にも素晴らし入れ歯があれば、それも追い続けている毎日というのが現状です。


いいものがありましたらまた教えてください。


参考になりましたでしょうか。


関連記事一覧

カテゴリー