Q,オールセラミックかジルコニアか?   30代 女性 170513

その他, 一般歯科, 審美歯科

Q,よろしくお願い致します。
奥歯のクラウンは、オールセラミックかジルコニアかどちらにするか相談の上決める事はできますか?

今は銀歯ですが、痛みがあるので治療に行きたいと思っています。
全体的にほとんどの歯が治療済みで弱いです。
被せものとブリッジが多数です。
あまりしっかりは噛めないので、硬いものは食べられません。
ですができるだけ長持ちさせたいと思っています。
ジルコニアは強度があるので噛み合う歯が負けてしまう。

オールセラミックは欠けやすい。という記載がネット上では多くあったのですが私のように、あまりしっかり噛めない弱い歯であればオールセラミックの方が良いでしょうか?
オールセラミックの欠けやすいという難点よりもジルコニアの、歯よりも硬い、という部分が逆に怖いのです。
奥歯なので見た目よりは、噛み心地などを優先したいです。
ボロボロの口腔内なので、被せものの一つだけでも非常に悩みます。
よろしくお願い致します。

A、メールでのお問い合わせありがとうございます。
  林歯科医院の林です。


先日も、他医院で被せてもらったオールセラミックの外側の膨らんだ部分が、欠けたということである患者さんが来院されました。
はずしてやり直すと、また費用がかかるので、欠けた角を丸めると、本人は、「形は少しおかしいけど、なんとかこれでいきます。」ということでした。

このように、オールセラミックが欠けることはたまにあります。
もしも、数本つなげているようなケースでは、もしもやり直すとなると、その数本全てをはずしてやり直すことになります。

その点、オールジルコニアなら、欠けることはまずありません。
しかしおっしゃるように、ジルコニアは強度があるのでそれなりの問題はあります。

そのような意味から、セラミックなどをやらずに、常にゴールドでの被せ物を進める歯医者さんもいます。
つまり、このことは歯医者さんでも考え方が違う、とても難しい問題なのです。

この特性を理解した上で、選択してもらうしかありません。

歯に勝る材料はありません。自分の歯を守ることがいかに大切かということです。

ただ、心配されているような、「ジルコニアの、歯よりも硬い」という不安な点は、治療後にマウスピースを入れることで、大きな力が上下の歯に伝わらないようにすることで、解決できる可能性が高まります。

参考になりましたでしょうか。


 

 

関連記事一覧

カテゴリー