Q,衛生士さんによって指導の見解が違うと困惑してしまいます。   40代男性 160131

一般歯科, 予防歯科

Q,はじめまして。どうすればいいのか分からないので、質問に答えて頂ければ有難いです。

先日、職場の歯科検診で、歯科衛生士さんに右上の奥と隣の歯の間に(親不知
は抜歯済みなので、7番と6番?)歯間ブラシ(サイズ:3S)を歯茎の近いところに
入れると痛みがあることを相談しました。
(歯の先の方に入れても痛みなし)
歯間ブラシ使用後、多少血が出て、冷たいものがしみる状態も話しました。

すると、写真を撮ってみないと分かりませんが、虫歯の可能性があると言われました。
もしくは、それほど隙間が下の歯に比べて開いていないので、歯間ブラシをせずに、
フロスだったと思いますが、薦められました。

とりあえず、かかりつけの歯科に行って、写真を撮ったところ、歯茎が下がって痛み
があるとの事で、虫歯だとしても良い歯も削ってしまうことになるので、様子見と
いう事になりました。

これは、このまま我慢するしかないですか?
今は、歯間ブラシさえしなければ、気になりませんが、今後、痛みはエスカレート
しませんか?
もしする事が考えられるのなら、対処法を教えて頂けませんか?

あと、歯間検診では、現時点では、歯間ブラシではなくフロスを薦められましたが、
医院の衛生士さんには、今よりもサイズの大きい2Sの歯間ブラシを薦められました。

衛生士さんによって、こうも指導の見解が違うと困惑してしまいます。

かかりつけの歯科の雰囲気というか、先生も怖く、スタッフがコロコロ入れ替わる
ような医院で、初めて、歯のクリーニングをして頂いた方ですが、私自身、歯が
どんな状態か認識しているつもりでしたので、チクリチクリ言われて嫌になり
ました。

衛生士さんが1人しかいなく、次回の検診時にまたこの方にクリーニングされるのか
と思うと、憂鬱になので、いっそこの様な医院とは、みきりをつけて他の医院を探す
という手もありだと思いますか?

以上、長文になりましたが、よろしくお願いします。

 

A,メールでのお問い合わせありがとうございます。
  林歯科医院の林です。

写真を撮った時の、「虫歯だとしても」という表現から判断すると、
レントゲンに写らないほどの小さな虫歯か、虫歯ではなくて知覚過敏かもしれま
せん。

このようなケースは歯のいい部分を多く削ることになるので、
確かに治療をするのはためらいます。
歯のきわの部分は神経に近いことが多く、削ると逆に痛みが出て
神経を取らなければならなくなることもあるので判断は間違いではないと思います。

定期的にレントゲン写真を撮って、はっきりと虫歯の部分が確認できた時に治療
すれば間に合うと思います。

その間は、虫歯が進まないようにフッ素を利用した手入れが大切です。
フッ素による再石灰化を期待するわけです。

それと正しい食生活も大切です。
だらだら食べ続けて口の中をいつも酸性にしておくのは要注意です。

その他、キシリトールガムや、口の中を殺菌する「エピオスウォーター」などの
プラスアルファもあります。

デンタルフロスや歯間ブラシについては、「治療しにくい場所」ということから
判断すると細いフロスが適しているように思いますが、実際にその部位を見なと
判断はできません。
もちろん、虫歯についても、実際に診察しないと確実な判断はできません。

他の医院を探す件については、最近はセカンドオピニオンのために来院される方
も時々おられます。


参考になりましたでしょうか。

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お返事をいただきました。

お忙しいところ、ご回答ありがとうございます。参考になりました。

最後に、もう一つ心配事があります。

写真ですが、頻繁に撮っても体に害はないでしょうか?

何ヶ月か期間を空けなければならない等。

すみませんが、よろしくお願いします。

 

A.口の中の小さなフイルムの撮影のためのレントゲン量は極めて少ないので大丈夫です。
さらにデジタルになっている医院では、以前の子供の線量で大人の撮影が可能なので、さらに安心です。

 

ご回答に感謝致します。
安心しました。夜遅くにも関わらず、ご丁寧にありがとうございました。

十分参考になりました。

 

 

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