ハローこどもファミリー歯科見学レポ ③

お昼のミーティング, プライベートのこと, 診療についてのお話

 

今まで小児歯科と言えば『子供たちが泣き叫び、押させつけ、無理矢理治療を行う所』という概念がありました。

実際、泣く子どもにタオルを巻きつけたり、手足を押さえてドクターが手を噛まれ血が出ても治療を行うというのを聞いたこともあります。
ところがそわ先生の小児歯科は全く違う空間でした。
治療台にも率先して自ら座り、子どもとスタッフやドクターとの会話が多くあり「笑顔な小児歯科」と感じました。

歯科の治療はどうしても後追い治療になりがちです。虫歯になってからそれを治す…
うちの歯科ではそうならないように予防歯科に力を入れておりますが、小児歯科ならではの成長を利用し、舌の癖、呼吸、歯の並びなどを矯正するMRCというシステムを活用しており、そのトレーニング法などがとても面白かったです。

口呼吸から鼻呼吸に変えるために、舌癖を治すことはもちろん、座り方や姿勢などのトレーニングも積極的に行っておりました。
子どもが歯医者は嫌なところ!ではなく楽しくきれいにするところだと感じてもらえる工夫が沢山ありました。そのように子どもさんが通いやすい歯科医院作りをしていきたいと思いました。
 

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     Shumeker

 

院内はあらゆる所に子どもが喜ぶような工夫がされており、大人の私たちでもワクワクしてしまいました。

今までいくつもの診療所をみてきましたが、こんな歯科医院は初めてです。
もっと前から知っていれば、自分の子ども達を通わせたいと思える歯科医院です。

診療を見学させていただいて一番印象に残っているのは、マウスピース型の矯正装置をつけた患者を対象とした舌や口唇の筋肉のトレーニングです。
成長途中の子どもの骨は大人の骨と違ってまだ柔らかく、口のまわりの筋肉のバランスで歯並びやかみ合わせがかわってきます。

例えば、頬杖をつくと顎の骨が変形する、指しゃぶりをすると前歯が出る、うつ伏せで寝ると顎の成長の妨げになる・・など、普段の何気ないクセや生活習慣が大きな影響をおよぼす可能性があるのです。

舌の位置も理想的なスポットがあります。
それをお子さんに説明しながら一緒に実践していくというとても興味深いトレーニングでした。
是非私もしっかり勉強して林歯科に通っているお子さんたちとトレーニングしていきたいと思います。

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       Miura 

  

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