『妊婦と歯科治療について』

お昼のミーティング


 

新しい年が始まりましたね!
皆さん本年もよろしくお願いします。

今回の勉強会では『妊婦と歯科治療について』を調べました。
 
まず歯科治療が可能な時期ですが原則的に一般的な歯科治療を行ってはいけない
時期はありません。
特に中期であればほとんど問題なく行えます。
しかし初期、または後期は過敏な時期となるので応急処置がメインとなります。

また妊娠中に歯科治療で心配されるのがお薬や麻酔またはX線などが赤ちゃんに
影響がでないかなどがあると思います。
その事などについてご説明させて頂きます。

①X線写真撮影
・・・ほとんど影響はありません。私たちが日頃浴びる放射線量はにほんで2.3mSVです。
この放射線量で部分的なフィルムで150枚以上、全体的な撮影で100枚撮影できる事になります。
また防護エプロンも使用させて頂いていますので問題はありません。
 

②麻酔
・・・林歯科で使用している歯科用局所麻酔剤のリドカンは胎盤を通過しますが、
無痛分娩にも用いられるもので安全です。

③お薬
・・・抗生物質の第一選択肢はペニシリン系、セファロスポリン系で胎盤通過率
は20?40パーセントです。
鎮痛剤は非ピリン系のアセトアミノフェン(カロナールなど)が比較的安全なた
め処方させて頂いてます。

④女性ホルモンと歯周病
・・・妊娠すると女性ホルモンが増加し炎症反応を増加させます。その為少量の
歯垢でも炎症反応が起こりやすくさせます。
それが慢性になると死肉浸出液中の炎症物質が増え、妊婦の子宮を収縮させると
いわれ、早産や低体重出産を引き起こすといわれます。
積極的にお掃除も行いましょう。
 
 
妊娠期間は長期に及びます。
妊娠中は唾液の減少や悪阻などの影響でリスクは高くなります。
痛みを我慢する事でストレスにもなり良くありませんので我慢せず歯科治療を行って下さい。
林歯科では妊婦歯科検診も行っていますので一度チェックさせて下さいね。

またお一人の身体ではないので治療を行なうで上まだ心配なこともあると思います。
こちらもきちんと説明させて頂きますが、いつでと質問などもしてくださいね。

resize0626.jpg

                                                          Koreeda

 

 

関連記事一覧

カテゴリー