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2019年9月11日
歯科訪問診療について

 

歯科訪問診療について神戸でのセミナーで学んだことをお伝えします。


在宅訪問診療で歯科が求められているものとは、「食べる」ための歯科的支援です。
お口の健康は食べることに影響を及ぼします。


日本ので主な死因別死亡率

1位 悪性新生物
2位 心疾患
3位 脳血管疾患
4位 老衰
5位 肺炎


特に5位の肺炎に注目すると、肺炎入院患者で65%以上が誤嚥性肺炎であるとされています。

誤嚥性肺炎とは、誤嚥(細菌が唾液や食べ物などと一緒に、食道ではなく気管支や肺に入ること)することで発症する疾患のことです。

誤嚥性肺炎患者の気管の中から1番多く検出されたのは、口腔内常在菌といわれています。

◎誤嚥してしまった時に少しでも害がないように、口の中を清潔に保ちましょう。

誤嚥性肺炎の対策として口腔ケアがあります。
即効性があり、口の中の細菌の増殖を抑制する効果が大きいと言われています。

口腔ケアとは、口の中の疾病を予防すること、健康保持増進、リハビリテーションにより、QOLの向上を目指した科学であり、重要な技術です。

→歯磨き、口腔粘膜のケア、保湿ケア、義歯ケア、口腔細菌の回収などあります。

口腔ケアを専門としている者による支援は、プロフェッショナル・オーラル・ヘルス・ケアの効果だけでなく、口腔衛生管理を安定させる効果があります。

⇒これにより健康の保持増進、生活の質の向上が得られます。


口腔ケアの肝は破壊と回収!!

→逆に、口腔ケアによる汚れをそのままにしておかないで、しっかり回収しておかないと、口腔ケアが原因と考えられる口腔ケア性誤嚥性肺炎と言われかねません。


口腔ケアのポイント

①ポジショニング

・対象者の姿勢を整える。

→ベッドの角度は30~45度にする。ベロと床が平行になるくらい、頭を起こす(頭や首の後ろにクッションや枕を置くと固定しやすい)。
口が閉じない時は、唾液はそとに出させる(誤嚥のリスクを下げるため)。

・自らのポジションを確保

→口の中がよく見えるような位置を確保する。

②口腔内観察

歯だけでなく、舌、上顎、口の中の粘膜、乾燥状態や食べかすがのこっていないかを確認します。

③ブラッシング

頬や唇を排除して上下に動いて、視野を確保します。

出血に注意する。(傷から細菌が入り込んでしまうリスクが高くなります。)

プラーク除去を行う時、歯ブラシなど用具はよく洗って清潔な状態で使用する。


ケア中の唾液回収が重要!

→ブラシ類だけでは細菌の回収は不十分。うがいが困難な場合は、拭き取りをメインに行いましょう。

④うがいまたは拭き取り

うがいまたは吐き出しができる場合、口唇を膨らませたブクブクうがいをします。

うがいまたは吐き出しができない場合、拭き取りや吸引をします。


うがいをする時チェックポイント!

・むせていないか(飲み込む機能の低下)
・口から水がこぼれないか(唇が閉じる力が弱い)
・ほほが膨らむか(ほほの力が弱い)
・うがいの後に口の中に水が残っているか(舌の動き弱い)

これらのことに注意して医院で取り組んでいこうと思っています。

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                  Fujioka

  

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