Q,嘔吐による酸蝕歯というものなのだろうと思っています。   30代 女性 20200428

一般歯科

  • HOME
  • ブログ
  • 一般歯科
  • Q,嘔吐による酸蝕歯というものなのだろうと思っています。   30代 女性 20200428
Q,ここ3,4年、ほぼ毎日ワインを飲んでいます。
また、時々嘔吐することもあり、そのせいだと思いますが、前歯の上と下が少し溶けて減っていて、下の歯はすこしギザギザしてきています。
 
鏡を見て歯が少し減っていることに愕然としてネットで調べ、酸蝕歯というものなのだろうと思っています。
嘔吐は止めれてもワインは止めれないのですが(週3日くらいは止めようと思っています)ワインだけでもやはり歯はへるのでしょうか。
 
嘔吐さえなくなればこれ以上悪くならないのかが知りたいです。
 
少しだけ減った状態なので、治療が必要なレベルではないかもしれませんが、これ以上減らさない様な予防的な治療は何かありますか。
 
コンポジット治療なるものをみますが、数年で変色するのであれば、それを直すのに本来の歯を削るという悪循環になるなら、治療はあえてしないほうが良いのかなとも思ったりします。
 
少しだけ歯が減っている状態での予防や治療について教えて頂けると助かります。
一度歯を見て頂いて相談したほうがよければそのようにいたします。
宜しくお願いします。
A,メールありがとうございます。
  林歯科医院の林です。

私の経験からの判断ですが、嘔吐による酸蝕歯の危険性はかなり高いと思っています。

ワイン以外にも多くの飲料水は酸性で酸蝕歯の原因になっています。
これらのものをちびちび嗜むのが良くないです。

進み具合は個人差が大きくなんとも言えません。

ただ、嘔吐よりはましでしょう。嘔吐は胃酸なのですから。

予防的な治療は難しいです。普段からできるだけ口の中を酸性にしないことです。

噛み合わせが低くなってしまうことが多く、治療は難しく大掛かりになります。

おっしゃる通り、この治療は悪循環になることが多いです。
生活習慣を反省して、普段から予防することが大切です。

参考になりましたでしょうか。
 
————————————————
お返事をいただきました
 
早速のご返答ありがとうございます。
非常に参考になります。
頑張って嘔吐をやめてみます。ワインはやめれませんが減らしてみます。
 
歯医者に一度見せに行くタイミングとしてはどのようなときになりますか?
大分減ってきて、見た目が明らかに減っているときなどが治療開始のタイミングでしょうか。
 
食生活を改善する以外の予防法がないのであれば、現時点では歯医者さんに行く必要はないのかなと思っていますが
 
定期健診の時にさらに減っていないかを確認するくらいでしょうか。
 
 
A,メールありがとうございます。
 
 
治療開始のタイミングは、診察しないとわからないですね。

「歯医者さんに行く必要はないのかな」ということですが、
今は、「歯医者へは治療ではなく、予防で通う」というのが常識になってきています。

そういう意味でも、一度かかりつけの歯医者さんに行かれてはいかがでしょうか?
 

関連記事一覧

カテゴリー