いい学校に入って幸せになるために「勉強しなさい!」ということは、正しいのだろうか?

プライベートのこと, 近況報告

 

親が子供に、幸せになる為にいい学校に入らなくてはならない。だから「勉強しなさい!」ということは、正しいことでしょうか?・・・・・・

という出だしで始まった、㈱アビリティートレーニングの木下晴弘先生のセミナーを受講してきました。

 

木下晴弘先生は長年にわたり塾の講師として子供たちの教育に携わり、進学校への受験の手助けをしてきましたが、学校で優秀な成績の人間が必ずしも幸せになっていないということに気がつき愕然としました。

そして幸せになっている人の行動パターンがあることに気がつき、そのお話が私にとってとても興味深く聞くことができました。

木下晴弘先生の分析では、自分の幸せではなく他人の幸せのために生きている人が例外なく幸せになっているということでした。

 

例えとして、ホンダの本田宗一郎氏のことを話されたのですが、葬儀「お礼の会」には6万人以上の人が集まり、会場内に掲げられたメッセージには「皆様のおかげで 幸せな人生でした どうもありがとう 本田 宗一郎」という、本人からの言葉が、日本語と英語で、参加者に向けて贈られていて、みんながこのメッセージの前に立ち尽くし涙したといいます。

ここで、確かなことは本田宗一郎氏は幸せを感じていたということと、6万人以上の人が故人に感謝していて(本田宗一郎氏に喜ばされ)、別れを惜しんだという事実です。

 

その他、多くの事例を紹介してくれました。経済的な裕福は関係ありません。

 

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(株式会社アビリティトレーニングのHPより引用)
 

つまり、文頭の結論としては・・・・・・

親が子供たちに、いい学校に入って幸せになるために「勉強しなさい!」ということは、他人を喜ばせるための教養をつけるのなら正しいということで、
自分を喜ばせるための教養をつけるためなら間違いだということです。

同じことをやるのですが、目的によって結果が異なるのです。

つまり、何のために勉強をするのかということを、親が子供に教えてあげることが、ものすごく何よりも大切なのです。

他人を喜ばせるために教養をつけることを理解した子供は、逆に自発的に勉強するようになるとのことです。

 

私は生きる目的というものは常に漠然とした中で考えて生きてきました。
しかし今回のセミナーで、確信にせまったと思うのです。

今まで、自分の幸せは、周りの接する人たちの幸せなしでは不可能なので、人の幸せのために行動することは不可欠だと思っていました。周りと自分が同時に幸せになるのですから、矛盾なく両立し、間違いはないと思っていました。

でもやはり、先に、『自分の幸せ』という単語が先にきていました。
つまり自分の幸せが生きる目的になってしまいます。そうすると、自分がもう幸せで、これ以上はもういいと思った時に、生きる目的がなくなり、人生は虚しくなります。
幸せなはずなのに、幸せを感じなくなるのです。そうなると、無理やり新たな楽しいことを探し、これを繰り返します。終わりのない自分のためのゴールを探し続けます。

しかし、今回のお話で、『自分が幸せな人生』と『他人を喜ばせる人生』の順番を入れ替える方が生きがいを感じるということを確信できました。

 

たとえば、毎朝の出勤の時に、『今日も人を喜ばせよう』というよりも、さらに『他人を喜ばせるために、私は生きている』と思うと元気が出ることがわかるのです。間違いのない感覚だと思います。

『私の生きる目的は、他人を喜ばせることだ!』・・・生きる目的をこれだけに結論付けます。

今までとやっていることは同じなのですが、順番を入れ替えて、行動するだけで次元が変わります。

 

このような思いは、多くの方が無意識のうちに行なっていることだと思います。ただ、毎日思っているかどうかということが重要だと思います。人間は気分で変化する生き物です。

常に意識するためには、論理的に理解して確信することが大切なのだと思います。

私も、常に意識してこの思いを持続させていきたいと思います。

 

この数ヶ月間の週末は、毎週のように歯科関連のセミナーやイベントに参加していますが、
今回の木下晴弘先生のセミナーは、本当に参加してよかったと思える内容でした。

木下晴弘先生のセミナーは、これからも日本中で行われますので、関心のある方にはお薦めです。人生が180度変わるかもしれません。
勿論、他にも多くのとてもためになる話もあります。
http://www.abtr.co.jp/

 

PS.
311の震災の時など、人々が災難に直面した時に見せる、日本人のお互いを助け合う姿勢というのは、多くの国からすばらしいと評価され、驚きの目でよく見られ、賞賛されます。
私たちが当たり前だと思っていることが、他の国では当たり前ではなく、

日本人の相手のことを考える能力というのはどこの国よりも優れているらしいです。

つまり、日本人はひょっとしてどこの国よりも幸せということができるのかもしれません。
危機に直面した時は、正しい順番で判断する潜在能力があり、とても誇らしいと思います。

 

           林歯科医院
  https://www.hayashi-dental.info/

 

 

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