市販のキシリトールガム以外に医院専売品がある事をご存知でしょうか?

予防について

 

歯医者さんであつかっているキシリトールガム(ロッテ医院専売品)は、コンビニなどで売っているキシリトールガムと、何が違うのでしょうか?   容器の形だけ???

 

    左が医院専売品、右がコンビニ用

xylitol1.jpg

 

 

一度栄養成分表を見てみましょう 

医院専売品

xylitol2.jpg

栄養成分表 1パック(153g)当たり    
            
熱量 356 kcal 
蛋白質・脂質 0g
炭水化物 121.0g 
ナトリウム 0g
キシリトール 117.8g 
糖類 0g 


コンビニ用(市販品) 

xylitol3.jpg
 


栄養成分表 1パック(150g)当たり

熱量 284 kcal 
蛋白質・脂質 0g
炭水化物 113.1g 
ナトリウム 0g
キシリトール 50.78g 
マルチトール 47.2g

糖類 0g 

 

成分表を見ていただくと、市販のキシリトールの数字が医院専売品の半分以下であることが分かります。
市販品は売れるためにマルチトールという美味しい甘味料がほぼ同量使用されています。

虫歯の原因となるミュータンス菌の数を減らすのはキシリトールの作用なので、
当然医院専売品の方が効果的という事になります。

マルチトールは歯に悪いわけではありませんが、ミュータンス菌を取り込む作用はありません。

(値段も味もそれほど変わらないと思いますが・・・・・?  是非一度、実際に食べ比べてみてください。)

 

キシリトールガムの効果的な噛み方

 

口の中に、だ液が一杯になった時にすぐに飲み込まず、出来るだけ溜めてクチュクチュと口の中に行き渡らせる方が効果があります。
そして、味がなくなっても5~10分間は噛みましょう。
また、出産前の妊娠6ヶ月から13ヶ月間、歯科用キシリトールガムを毎日4個ほど噛み続けたお母さんから生まれた赤ちゃんは、生後1歳の時点でミュータンス菌が検出される確立がそうでない赤ちゃんに比べて4分の1以下になるという実験結果がでています。

 

最後に・・・・

 

キシリトールを用いた予防法は、正しい歯みがきやフッ素の使用、定期的な予防管理に取って替わるものではなく、これらに付け加えて、より効果を高めるものであることを忘れないようにしてください。
 

このネタは、予防のページにも掲載しました。

 

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