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2018年10月29日
「口腔粘膜疾患」

 
今回の勉強会では「口腔粘膜疾患」について調べました。

口腔粘膜とは舌、頬、歯肉、口唇、口蓋などを覆っている軟組織のことです。この粘膜に発生する病変を総称して口腔粘膜疾患とよびます。

○臨床で良く見る疾患

・アフタ性潰瘍

境界明瞭な円形ないし楕円形の有痛の潰瘍で、表面には白い膜があり、周囲には紅斑がみられます。
治療法としては副腎皮質ステロイドホルモン剤やレーザー照射などとなります。

・白板症

粘膜に白斑を生じる角化病変で前がん病変の1つとされています。
細胞レベルの判断が必要となり、生活上の注意としては喫煙を初めとする刺激物の排除をしてください。

・カンジダ症

常在する真菌のカンジダによる感染症で、体調不良や体力低下など免疫低下時に発症することがあります。治療法としては抗真菌薬の投与となります。

・扁平苔癬

角化病変で、免疫機構の関与、金属アレルギーの関与などが考えられます。頻度は低いものの、癌化することがあります。
治療法としては、副腎皮質ステロイドホルモン剤の投与となります。

○鑑別診断が必要な粘膜疾患

・エプーリス

歯間乳頭部を中心に生じることが多い、限局性の腫瘤のことです。
対処法としては、基本的に外科的切除を行います。妊娠性エプーリスは経過観察を行います。

・悪性癌

舌癌は最も多く、リンパ節や他の臓器に転移しやすいものです。初期はアフタのようなものもあるので10日を過ぎても治らなければ注意してください。
歯肉癌は歯肉に限局することなく、骨に浸潤している事が多いです。

病巣部の歯牙は腫瘤の影響で動揺したり、不衛生になりやすいですが、組織の刺激で進行してしまうことがあるので注意してください。
頬粘膜癌は軟組織どこにでも発生する可能性があります。良く頬を噛んでしまうと言う方も注意してください。

口腔内の不衛生や、虫歯の放置、慢性的な刺激からも口腔粘膜疾患のリスクを高めます。
また口腔癌は20代の若い方でも発症することがあり、日本では口腔癌が他国に比べ多いとも言われています

早期発見がとても大切になるので歯科での定期的な検診をおすすめします。
私たちもお口の中全体をしっかりと見ていき、小さなことも見逃さないよう常に注意していきます。

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                                                     Koreeda 

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