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2018年3月 2日
科学的根拠(エビデンス)とは?

テレビ、本、インターネットなどで健康、医療などの情報を簡単に入手できる世の中…

しかしすべての情報が「正しい」「効果がある」とも言い切れないのが現状です!!

嘘の情報に惑わされず、患者さんに正しい情報を伝えていかなければ!
と、思い今回は予防に関するエビデンスについてしらべました(^◇^)


まず、科学的根拠(エビデンス)とは?

薬や治療方法など、医療の全般について、それがよいと判断できる証拠のことです。

エビデンス は研究者の手による研究論文という形にまとめられ、学会が刊行している学術雑誌に投稿されます。

発行される論文の数は膨大!

しかし、必ずしも論文を一本一本読まなくても「診療ガイドライン」を活用するのも一つです。

臨床ガイドライン

あるテーマに沿って論文をまとめたものです。

日本では日本医療機能評価機構の「医療技術評価総合研究サービス事業(通称 Minds)」が有名です。
各項目ごとにエビデンスレベルと、推奨度が書かれています。

世界中の論文を要約した、世界のエビデンスを集積したものとして、コクランライブラリーというものもあります。ただし全て英語です。


齲蝕予防の臨床ガイドライン

●食事指導に齲蝕予防効果のエビデンスはあるの?

→CTFガイドラインでは多量の砂糖摂取は齲蝕の発生に大きな影響は与えない。
齲蝕を発生させるような食品摂取をへらすことによる明確な齲蝕予防のエビデンスは得られていません。

●フッ化物配合歯磨剤において、濃度による齲蝕予防効果の違いはあるのか

→SIGNガイドラインでは、フッ化物配合歯磨剤は濃度依存的に齲蝕予防効果を高めることが示されている。
フッ化物濃度が500未満の歯磨剤では齲蝕予防効果のエビデンスが乏しく、逆に1000ppmを超える歯磨剤ではフッ素濃度が500ppmの上昇ごとに6パーセントの齲蝕予防効果が得られることが報告されています。

●ブラッシングは一日に何回するべきか

→SIGNガイドラインより)フッ化物配合歯磨剤を使用した上で、一日最低2回以上のブラッシングを推奨している。
齲蝕予防においては口腔内のフッ化物濃度を高く維持することが効果的!
朝と夜など1日2回はフッ化物配合歯磨剤を用いたブラッシングをおすすめするべきです。
1日のブラッシング回数は1回と2回では齲蝕予防効果の差は大きいものの、2回と3回の差は比較的小さいそうです。

●フッ化物を使用しないブラッシングや、フロスでもの予防効果はあるのか

→GTFガイドラインより)フッ化物配合歯磨剤を使用しないブラッシングには齲蝕予防効果はない。
なぜなら、齲蝕が小窩裂溝や隣接面などの歯ブラシが届かない部位から発生するためです。
フッ化物配合歯磨剤を用いて、歯ブラシの届きにくい齲蝕好発部位にフッ化物を伝達することで齲蝕予防ができます。
フロスについては適切に使用すれば齲蝕予防効果が得られるように思えますが、実際に患者さんがフロスを正しく日常生活で使用し続けるのは困難なため、臨床疫学試験データでは齲蝕予防効果が乏しいのが現状だそうです。


参考文献
デンタルハイジーン2017年11月号
齲蝕予防の臨床ガイドラインQ&A

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Kajimoto

 

 

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