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歯列不正は遺伝ではなく生活習慣病だということがわかってきました

歯列不正は遺伝ではなく生活習慣病だということがわかってきました

先ほどの文章では、舌が前歯を押して出っ歯になったと書いてあります。
幼少期からの癖だと本人が証言しています。

つまり、遺伝が原因ではないと言うことが容易に想像できます
さらに良く読んでみると、口がいつも開いていたと書いてあります。

口が開いていると上の唇の筋肉は緩んで、上の前歯を中へ押さえる力が働かなくなります。
すると舌が上の前歯を押しだし出っ歯になります。
同時に、舌が、下の歯の上に乗るので、上下の歯を押し広げて、上下の歯の間に隙間ができてさらに出っ歯に見えます。
飲み込むときの口唇の力も関係するのですが複雑になるのでここではふれずに行きましょう。

そして舌が、前方へ行くことで奥の歯を舌が外側へ押す力がかからなくなります。
その結果、ほっぺただけが、一方的に歯を内側に押すことで、奥の歯が内側へ傾き口の中が狭くなります。
つまり、細い顎になってしまうのです。ちょっとややこしいですが、ここは軽く読み流しましょう。

ここでは舌や唇や頬の筋肉の悪い癖が歯をいがめるということだけ頭に入れておいて下さい。
もちろん口が開いてるからといっていつも同じ結果になるわけではなく、力のかかる方向と大きさの違いでいくつかのパターンがあります。

ちなみに、舌が歯を押す力は、500gで、ペットボトル1本の重さと同じです
そして口唇の力は100~300gで小さいほうのペットボトルの重さほどの力が毎日間欠的に歯を押しているわけです。
そして歯科矯正治療のワイヤーが持続的に歯を押す力は、2~3gです。
歯はペットボトルのキャップの重さと同じ1.7gという小さな力で動きます。
この数字から舌と口唇の力がいかに大きいかということがおわかりかと思います。

この患者さんは矯正治療をすれば歯並びは治ります。
ただし、歯を綺麗に並べるスペースを獲得するためにおそらく前から4番目の小臼歯を4本抜歯する必要があります。

今の矯正のテクニックは歯を正しい位置に並べるということではとても優れています。
しかし、バラバラに並んで安定していた歯を、不安定な場所に無理やり綺麗に並べるので装置を外した後にまた戻ってしまう可能性が高くなります。
或いは、歯が戻らないように保定装置という器具を一生はめなくてはならなくなることがほとんどです。
矯正が終わったのに装置をはずしたら元に戻ってしまったという話しはよく聞きます。
つまり、舌、唇、頬の悪い習慣が直っていないためにこのようなことが起こるのです。

少しでもそのことを防ぐために、これまでの悪い習慣を直さなければいけません。
舌を正しい位置に持っていって、口呼吸を鼻呼吸に修正します。
しかし24年間の悪い習慣を直すことはとても大変です。
できなければ歯科矯正治療で歯並びが綺麗になったとしても、口がポカンと開いたままかもしれません。
その場合は結局保定装置に一生お世話にならなければいけません。

彼はどうすれば出っ歯にならなかったのでしょうか

 

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